O1077:透かし彫刻磁器のマッチ入れ
●サイズ:口径:3.5㎝~5.5㎝ 高さ:4.5㎝
●年代:1911年
●プライス:¥16,000

 ちょっと珍しい「Lithophane」=透かし彫刻細工のマッチ入れです。
当時人気のあったマッチ入れで裏側のざらついた面で擦って火を付けるようになっています。
ざらついた面と言うよりも、艶消しになっています。
フロントにはWARRINGTON(イングランドの中部、チェッシャー州)の紋章があるので何かの記念品?と興味を持って尋ねると.......
中を覗くと、何か彫ってあります。
言われたように透かして見ると.....人の顔が浮かび上がります!
これが「Lithophane」=透かし彫刻細工
何でも、このお顔の主はJohn Brightさんと言って19世紀はじめに地主貴族層の利益を保護していた穀物法を撤廃させ自由貿易体制を確立し、人民の平等に寄与した偉大な政治家らしいです。
当時の類を見ない素晴らしい演説家のひとりでもあり、彼が立つところにはどこでも大勢の聴衆があつまったらしいですよ。
イギリスでは歴史に残る政治家のひとりなのでしょう.......
そのJohn Bright(1811年ー1889年)の生誕100周年を祝って作られた記念品とのことです。
机上の小物としてペンを立てたり、小さなお花やグリーンを活けたり、楽しみ方は色々♪
英国の歴史を感じながら、楽しい話題も広がりそうです!