S1068:純銀・カードケース
年代: 1901年 バーミンガム製 George Unite

サイズ: 縦:9.6p 横:6.7p 厚み:0.8p 重量:65g
プライス: SOLD

美しい純銀のカード・ケースです♪
とても美しいシルバーなので、レンズに反射してどうしても上手く撮れないのが本当に残念ですが、ヴィクトリアンの有名なシルバー・スミス George Unite 工房の作品です☆
美しい!!と吸い寄せられて手に取り、ホール・マークを見ると......☆ジョージ・ユナイト☆
さすが!!と納得のカード・ケースです!

【ジョージ・ユナイト / George Unite】
1798年に生まれる。1810年にJoseph Willmoreの下で修業し、1825年、バーミンガムにてJames Hilliardとともに創業。1845年頃にパートナー・シップを解消し、彼自身で製造を続ける。1865年頃にGeorge Unite & Sonsとなり、1896年にジョージ・ユナイトは死去。会社自体はWilliam Henry Lydeと合併し1928年まで続いた。植物をモチーフにしたデザインを得意とし、有名な銀職人の一人として知られる。

両面とも素晴らしい彫り込み装飾が施され、当時の熟練した銀職人の高度な手仕事の技が見て取れます。
勿忘草でしょうか?ケース全面に力強く彫り込まれたお花の紋様がエレガントで華やかです☆
表面の中央には素敵なモノグラムが刻まれています♪
その力強い彫り込み装飾には感動します☆
カード全体の凝った細工も素晴らしいです!
蓋の開閉もスムーズできちんと閉まります◎
残念なことに、表面の右中ほどに指で押さえたような凹みがあります。
開け閉めで一番指が触る部分なので、凹みができたものと思われます。
照明で凹みが目立つように映っていますが、実物はそれほど目立ちません。
それを考慮してのお値段にしていますので、美しいカード・ケース、そしてGeorge Uniteの銀製品をお探しの方にはお勧めのお品です。
他はとてもいい状態で、ご覧の通りの美しさを保っています◎

Calling Card Caseとも呼ばれるこのケースはヴィクトリア時代に上流階級のステータスとして競って素晴らしいものを持っていました。
ヴィクトリア時代のレディーは顔見知りの男性であっても約束なしに訪問されても儀礼上会うことはしませんでした。
意中のお屋敷のご令嬢とお近づきになるために訪問した男性は、その代わりに自分の名刺を執事に渡しご招待の報を待ち望みながら家路に着いたとか〜〜
そして、そんなカードを渡されたレディーの方はと言うと........大切なカードを汚さないように大事に保管するために、趣向を凝らして作らせたお洒落なカードケースが必要だったらしい。
何だか、ジェーン・オースティンの映画のシーンを思い出しそうな、そんなロマンティックな歴史を秘めたカードケースです。
こんな時代背景を知ると、次に映画を見るときにはきっと目を皿のようにしてレディーの周りのカードケースを探す楽しみも出てきますね

美しいカード・ケースをお探しの方には是非お勧めしたいお品です☆

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