S1057:純銀・カードケース
年代: 1856年 バーミンガム製  メーカー:G W co(G Wheeler&Co)
サイズ: 横:7p 縦:10p 厚み:約1p 重量:59g
プライス: SOLD

美しいヴィクトリアン期の純銀のカードケースです♪
160年の月日を経ているとは思えないほど美しい状態を保っています☆
メーカーのG Wheeler&coは1855年創業で1862年まで主にカードケースやフルーツナイフを作っていました。
両面とも素晴らしい彫り込み装飾が施され、当時の熟練した銀職人の高度な手仕事の技が見て取れます。
表面の中心には薔薇と勿忘草のブーケがベルトでしっかり囲まれて、ヴィクトリアンらしい愛のモチーフが彫り込まれています。
そして周りのエレガントなロココ紋様がお互いを引きたてています。
裏面の中央は勿忘草とイニシャールを入れるスペースがこちらもベルトでしっかり囲まれています。
カード全体の凝った細工も素晴らしいですね!
蓋の開閉もスムーズできちんと閉まります◎
ヴィクトリア女王の横顔・デューティーマーク(課税マーク)も含むホールマークが入っています◎
凹みもほとんど傷もない美しい状態です◎
美しいカードケースをお探しの方にはお勧めのお品です。

Calling Card Caseとも呼ばれるこのケースはヴィクトリア時代に上流階級のステータスとして競って素晴らしいものを持っていました。
ヴィクトリア時代のレディーは顔見知りの男性であっても約束なしに訪問されても儀礼上会うことはしませんでした。
意中のお屋敷のご令嬢とお近づきになるために訪問した男性は、その代わりに自分の名刺を執事に渡しご招待の報を待ち望みながら家路に着いたとか〜〜
そして、そんなカードを渡されたレディーの方はと言うと........大切なカードを汚さないように大事に保管するために、趣向を凝らして作らせたお洒落なカードケースが必要だったらしい。
何だか、ジェーン・オースティンの映画のシーンを思い出しそうな、そんなロマンティックな歴史を秘めたカードケースです。
こんな時代背景を知ると、次に映画を見るときにはきっと目を皿のようにしてレディーの周りのカードケースを探す楽しみも出てきますね


Close